2020/12/30

夫の浮気を解決したいなら、これはやってはいけません

残念な会話

ちょっと前に食事に行った時のことを、ふと思い出しました。

何だか雰囲気の良くない夫婦がいました。

奥さんも旦那さんもニコリともしません。

会話もなく、黙々と食事をしていました。

少しすると、荒々しい声で、こんな会話が聞こえてきました。

「ちょっと醤油取って！」

「自分で取れば？」

「近くにあるんだから、取ってくれてもいいじゃないか！」

「そう？そんなぶっきらぼうに頼まれてもね」

「・・・。」

「前から約束してたせっかくのランチなのに、朝帰りって何よ！どうせクラブに行って、綺麗なお姉さんと遊んでたんでしょ！」

「違うって何度も言ってるじゃないか！急に上司に飲みに行くぞって誘われたんだ。居酒屋で朝までいたんだって」

「そんなの言い訳よ。顔に書いてあるわ。お姉さんと遊んだって」

「もう、いい。キミには頼まない！」

何だか・・折角のランチが台無しな会話でした。

どう捉えると良いと思いますか？

確かに、楽しみにしていたランチの日に、朝帰りをされて、疲れた顔をされては、たまったものではありませんね。

不満に思うのもわかります。

あなたなら、どう対応しますか？？

私はこう感じました。

旦那さんが「上司と居酒屋にいた」と言っているのですから、そうしておいてもいいのではないかな？と。

たとえクラブによく行く旦那さんでも、今回は奥さんの「思い込み」ということだってないことはありませんから。

これがあると修復は進まない

この「思い込み」があると、旦那さんの浮気解決には、ちょっと厄介です。

修復は進みません。

進まないだけならまだしも、後退させてしまうこともあります。

なぜなら、思い込みは、旦那さんがすることにいちいち「浮気」を関連付けようとするからです。

目の前の旦那さんは浮気中。

ですからあなたも「浮気しているからなんだろうな～」という思いは、常に持っているはず。

でも、そんな思いで旦那さんの全ての行動を見てしまうと、たとえ良いことがあっても、見逃してしまう可能性は大きくなってしまいます。

たとえば旦那さんが、あなたの大好きなバームクーヘンを、持って帰ってきたとします。

本当だったら、ものすごく嬉しいことですね。

でも「浮気」を通して見ると、こんな風に思うかもしれません。

「浮気相手と一緒に選んだのね」
「彼女に買ったから私にも買ったのね」

もし、こう思ったとしたら、旦那さんにとびっきりの笑顔で「ありがとう」は言えますか？

浮気相手と会っていたかということより、旦那さんがあなたに大好物を持って帰ってきてくれたことの方が、大事です。

だって、そこには旦那さんのあなたへの思いがありますから。

どんな未来が欲しいですか？

私がレストランで出会った奥さんも「あなたはいつもクラブ」という思い込みを、少しでも小さくできたら、旦那さんの【思い】に気がつけたかもしれません。

反対に、疲れた顔をしている旦那さんに文句を言うのではなく、上司との飲み会で疲れているのに、約束していたランチに付き合ってくれる旦那さんに、感謝の気持ちすら感じるはずです。

そうしたら、この私が見かけた【残念なランチ】は、楽しいランチになったでしょう。

今は、旦那さんの浮気解決中です。

何よりあなたが【どんな未来が欲しいのか】ということをよ〜くよ〜く、考えていきましょう。

浮気は、【夫婦関係のこじれ】なのです。

厳しいことをいうかもしれません。

しかし、浮気は、旦那さんだけの問題ではないということを、年内最後に改めてお伝えさせていただいこうと思います。